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Nikon D850レビュー

発表当日にマップカメラさんに予約を入れていたD850だが、発売日に手に入った。

もうすでにネット上にもたくさんレビューされており、うちでも簡単ではあるがレビューを書いてみようと思う。
入手から1週間、D810からよくなった点を中心に確認した。
実写はポートレートの作品撮りをしてみて、変わった点を中心にスペックと合わせて使用感について書いていこうと思う。
それほどスペックを気にするわけではないため、細かいスペックについてはメーカーページなどを参照されたい。

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デザイン


D810からの外観で大きく変更になったのは内蔵フラッシュだろう。
D500同様、D850から搭載されなくなり、すっきりした見た目となった。
うちでは内蔵フラッシュを使うことはないのだが、不要なボタン操作でがポップアップすることがあって、若干ストレスを感じることがあったので歓迎している。

若干高さや重さが加わっているのだが、私自身が無頓着なためフリップ間が増した程度にしか変化を感じない。
また、modeボタンとISOボタンの位置が入れ替わっている。

マニュアルでしか撮らないわけでこの変更も歓迎である。露出を決めるための操作が右手のみで行えるようになった。
詳しくは操作性のところに記述するが、操作系で大きな変更としてはサブセレクタが追加された。

背面液晶は非常に見やすくなった。
上下可動のティルト式になり、アングルをつけた撮影が可能となった。三脚を立てて確認するときにこれも非常にありがたい変更の一つだ。
可動域は上は90度以上、下にも90度ほど傾けることができ、思った以上に動く。
他の機種を使っていれば当たり前とも言えるが、D8xxシリーズには今までなかったので歓迎だ。

操作性

大きな変化はサブセレクタの追加だろうか。

測距点が素早く移動できるので、構図をリアルタイムで帰るときなどに連打する必要がなくなりストレスが軽減された。
タッチUIがサポートされて、再生時に拡大縮小などがタッチ操作でできるようになった。
また、ライブビュー時にタッチで測距点を決めてシャッターを切ることもできる。
たまに忘れてしまうが非常にタッチ操作のレスポンスも良く、操作しやすい。

余談ではあるが、D8xxシリーズではなぜか再生画面で白とび警告とヒストグラムの同時表示ができない。
D6xx系統と思われるDfやD750ではできているので、できないというわけでもなさそうではあるのだが…。

プロユースの需要になるかもしれないが、白飛ばしでプロフィール撮影をする際に肌の部分と背景の部分でハイライトが飛んでいるかどうかの確認が一目でできないのだ。
早めに改善してほしいポイントである。

AF機能

D5譲りのAFが搭載されたことでAF-Cの精度が向上した。
高画素機にこのAFが欲しかったのだ。
測距点の範囲が広くなった。下の図は雑な比較画像だが、狭い方がD810で、広い方がD850の選択可能なAFエリアだ。

ポートレートでは基本的に手前の瞳にフォーカスを当てるのが基本である。
古い知識でフォーカスを中央で合わせて構図を整えてから…と教えられることがあるかもしれないが、F1.4などの被写界深度が浅い写真表現を実現する際にはコサイン誤差というのが出て焦点がずれる。
このAFエリアが狭いせいでダイナミックな構図が取れずにあとでトリミングすることも多かったのだが、D850では若干広くなったことで、特に縦にしたときに、よりダイナミックな構図に挑戦できるようになった。トリミングをしないことによって画質の低下を最小限に抑えることができる。
AFの精度もより上がったことでかなり撮りやすくなった印象がある。

AF-C時の追従性もかなりよくなった。少しモデルや自分が動いても追従してくれる。
場合によって髪の毛などに釣られることも多いのだがこれは非常にありがたい。
ヘッドショットで目にピントを当てると鼻先はボケてしまうような被写界深度で撮影しようとギリギリまで寄ったときにはかなり重宝する。

また、AF自動調整機能がついたことで時間をかけて手動で行っていたレンズのAF微調整が自動で行えるようになり、機材の信頼性を手軽にあげられる機能がついたことで機材のメンテナンスにかかる時間が大幅に軽減された。新製品を買うとまずはニコンのサービスセンターに持ち込んでいたのだが、この手間も省けるようになった。
欲をいえばズームレンズではテレ端で合わせてもワイ端で合わないケースなどもあって、そこも調整できるる機能がほしい。
SIGMAのUSBドックを使ったAF調整は手動だがそういう調整が可能である。

また、ファインダーが0.75倍となったことでかなり広くて見やすくなった。

画質

センサーサイズは同じで、3635万画素から
画像処理エンジンはExpeed4(M-7M MilbeautのMB86S22AAのカスタマイズ品と思われる)からEXPEED5(東芝のTMPM440F10XBGのカスタマイズ品?)になった。
より高速処理が可能になったことで連射速度のアップなどに貢献しているように思える。
少し肌色がピンクになりがちだったのが、EXPEED3時代の少し黄色によるようになったように思える。これは絵作りの問題なのであまり気にならない。
重要なのは画素数が3,675万画素から4,575万画素に向上したにもかかわらずピクセル等倍にしたときの画質に低下は見られない。
裏面照射センサーになったことで高感度域の性能が向上したことで一段程度は撮影可能な範囲が広がったように思える。
また、海外のサイトの情報を見る限り、ISO64の画質がピークになるように調整されているようであり、これは体感としてそう思える。
ストロボを多用する身としてはありがたい。
44×33の中判センサーを持っているGFX50Sを触る機会に恵まれたので、同様の環境で撮り比べたりもしてみた。
実際は画角などに違いがあったり、絞りも違うのであまり参考にはならないが、拡大した時の画像を載せておく。

左が110mm/F2@F3.5のGFXと右が105mm/F1.4@F4のD850(NEF->DNGコンバーターでコンバートした)である。
35mm換算で87.5mmと105mmの差があるが、拮抗しているように思えた。
髪の毛の描画を見ているとGFXは余裕を感じる。
また、シャドウが落ちる中間点の描写もGFXの方が上である。
何れにしてもどちらも人物を撮るには行きすぎている感もあるのだが有機的なオブジェと絡めた時により精細感が出せると作品の完成度にも大きく貢献してくれる。
ただ、本体の実売価格が倍違うことや、より汎用的に扱えることを考慮するとかなりD850はかなりお得な買い物だと言えると思う。
高性能なレンズが要求されるが、それに応えてくれるボディだと感じた。

まとめ

静音シャッターなどは特に使用しないので、その辺は他の方のレビューを参考にしてほしい。
他にも、弱点を補うフォーカスシフト撮影や8Kタイムラプス機能。4Kでの動画撮影機能など、向上したものの試していない機能がたくさんある。
画質については、やはりセンサーサイズの壁は厚いものの、5000万画素クラスの中判に迫っていると感じた。
それでいて連射速度はシステムの条件が整えば9コマ/秒と、非常にレベルの高い製品に仕上がっている。
正直言うと高画素化や連射速度の高速化よりも、何よりAFがかなり強化されたことが一番嬉しい。
このレベルの製品が今後のベンチマークとなるとメーカーの方の苦労もさぞかし大変だろうと感じた。
私は一眼レフだろうがミラーレスだろうがあまり気にしていないのだが、どちらも利点があり、欠点もある。
いずれにしても何かを得れば、失うものがあるのが世の常である。
自分の用途としてはほぼ万能と言えるマシンを手にすることができて興奮している事は間違いない。

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